もちろん、私も同様です。
しかし、これから求められる地球環境にやさしく、エコな製品を要求される時代では当社のようなアナログデバイスも見直されていくものと感じています。
そこで、もう一度アナログセンサーデバイスについて考えてみたいと思います。
1.アナログデバイスと電子デバイスのメリット・デメリット
一般論ですので、私どもではこのように判断しています。
そこで、当社が目指したのはアナログデバイスでも、サイズの小さい製品が出来ないかという事です。
2.従来型のアナログデバイスとは
イメージにあるように、鋼球ボールの重みを利用したものが主流でした。代表的応用製品には「感震器センサ」でしょう。
しかし、こんなに大きいと“軽薄短小”が叫ばれている世の中でまず使用不可能です。
3.当社の構造イメージ
当社のセンサで最大の導電球が3mmです。製品全体のサイズはφ9mmx5.6mmであります。
この構造は傾斜センサのイメージですが、20年ほど前であればこの程度の大きさで十分受け入れて頂けていました。
しかし、更なる小型化の要求と安価品です。これは市場からの声でした。
そこで、導電球を2mmにして、製品サイズをφ5.3mmx5.5mmで製品化に取り組みました。
4.従来使用したボールと当社が使用した導電球の違い
視覚的に使用したボールの差を見て頂きかったのですが、残念ながら困難でした。
しかし、この違いを求めたことにより製品の品揃えが増え、お客様からのご要望にお応えすることが可能になりました。
おそらく、当社のような多様性を持ったアナログデバイスは珍しいと言えるでしょう。
今後、多くの企業様からお声を掛けて頂けるよう、頑張って開発を進めていきたいと思います。
最後までお付き合いいただきまして、有難うございました。